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2019年5月の記事一覧

10年先の明るい夢を語れる人になろう

 4月26日、株式会社「おくや」代表取締役の松崎 健太郎さんをお招きして職業講話を行いました。
 松崎さんは、現在現在43歳。会津農林高等学校 食品加工科を卒業後、スパリゾートハワイアンズに就職。その後退職して東京に出るも、会津が忘れられずに帰郷。20歳で結婚、小学校からの夢であった「社長になる」の夢を叶えるべく、
21歳で「おく屋」を創業。その後、「赤べこ屋」、喜多方のセレクトショップ「スター☆ワクチン」などを手がけますが、33歳で、このままでいいのかと、経営指針を作り、「株式会社おくや」法人化し、現在に至っています。
 現在では、スーパーでよく見かける豆菓子を中心に手広くビジネスを展開し、海外にも進出する勢いのある会社を経営されています。こだわりは「会津産」。地域を盛り上げようと頑張る姿に、頼もしさを感じます。
 「会津に資源はありますか?」という問いに「何もありません」と答えた松崎さん。それに対して「かわいそうですなぁ~会津には、良い土があり、良い水があり、更に歴史があり、観光地もあり、それを、何もないと言ってしまえばどこに居ても何もないですわ~」といわれたことが転機になったとのこと。「何もない」といってしまえばその先には進めませんが、視点を変えれば、この柳津にも隠れた資源がいっぱい眠っているのかもしれません。
 10年後を見据えれば、今地方がやるべき事は沢山あります。空き家、空き農地、空き店舗…全てが資源に変わる可能性もあります。「高齢化」が問題になっていますが、逆に考えれば、そのお客さんの層は拡大マーケット…。
 松崎さんは、最後に「世界は小さくなっている。アジア人としての生き方、福島人として、日本に世界に何ができるだろうか、、、?その為にも、地域の資源をしっかり把握し再生させたり、守る仕組みを作る必要がある。みんなも「資源はありますか?」と聞かれた時、「これです」と堂々と応えられる人になろう。」と話しを締めくくられました。
 会津を活性化し、もり立てていこうとするこのような先輩がいることは、ある意味誇りです。生徒の皆さんにも、この地域をどうするか、そのためにこの先十年をどう生きるかという視点で今後のの生き方を考えてもらいたいと思います。

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