もうビリでもギャルでもない、 ビリギャル講演会報告
7月7日、本校であの「ビリギャル」こと小林さやかさんの講演会が開催されました。本校の開校を記念して、文化講演会の一環として行われたものです。あらためて報告させていただきます。
いきなりのことばの嵐!90分の持ち時間をフルに使って、すべてを伝えたいという気持ちが伝わって、すぐに引き込まれました。
7日、本校の開校を記念して、柳津町文化講演会が開催されました。講師は、あの「ビリギャル」で有名な小林さやかさんご本人。
講演の内容は、偏差値をあげて難関大学に行くべきだ、と説くものではない。自分でワクワクする目標を見つけ、強い意思を持って努力する大切さを伝えていました。
「ビリギャルって受験の話だと思われているけれど、家族の話であり、人の成長の話なんです。子どもたちには、どういう大人になりたいかを想像して、逆算したらどう生きるべきか考えてほしい。そのためには、もしかしたら大学に行く必要はないかもしれない」
偏差値よりも経験値
印象に残ったのは、「偏差値よりも経験値」ということばです。ワクワクするものを見つけたくて、いろいろな友だちと関わり合ったのも経験。「イケメンのいる慶應義塾大学に行きたい」というワクワクする目標を見つけて、偏差値を40上げる努力をやりきったのも経験。形こそ違え、似たような経験を経て入学してきた、いわゆる変わり者の大学の同期の人たちとのふれあいも経験…。
AIの時代…。人間がかつて担ってきた仕事をAIが代行していくことが予想される今、私たちが身につけるべき能力は何か…。小林さんは言います。「AIは膨大な量を処理することはできても、新しいことを創り出すことはできません。0を1にするのは人間しかできません。自分の頭で考えて、意思を持って決めること、これが大事だと思っています。」
自分の為すべきことを自分の頭で考え、決めて、実行する…。そのためにいろいろなことに手をだし、試して全力で経験する。小林さんが一貫して訴えたかったことは、このことなのだろうと思います。