学校日誌

アントレプレナー収益金を配当しました(^o^)

 3年生の卒業を前に、一連のアントレプレナーシップで得た収益金を還元しました。何もない状態から収益金を得るまでにこの活動を支えてくれた3年生に感謝します。
 収益金を還元するにあたり、校長から下記内容をお話ししました。長文ですので、お時間と興味のある方は後半をお読みください。




【集会講話より】
 今ほど教頭先生から、今年度アントレプレナーの収益金2,000円を配当してもらいました。今はどんな気持ちでしょう?「ラッキー」ですか?「もっとやれた?」ですか?
 皆さんも十分に知っていることかと思いますが、西山中学校でやっているアントレプレナーシップ育成教育は、「雇ってもらうことばかり考えるのではなく、自分で仕事を興してみよう!起業できるだけのノウハウと気構えを身に付けよう!」が目的です。そして、1人でも2人でも地元に残り、地元を活性化できる人材を育成することがねらいです。
 ここで誤解して欲しくないことは、決して「他の土地に出て行くな」という事ではありません。自分の能力を十分に発揮し、世の中に遠慮なく出て行って、世界を相手にして戦って欲しいんです。
 本校のアントレプレナー育成教育は、起業することだけを求めているのではありません。会社に就職しても、ただ仕事をするだけだけでは指示待ちでつまらない人生になってしまいます。就職して、企業の一員として働くことになっても、仕事を遂行する上でしっかり自分の考え方を持ち、直面するいろいろな問題を解決し、工夫し、会社の中でも注目される人になって欲しいんです。「企業内起業」です。西山中学校アントレプレナーの学習は、そのための学習なんです。
 会社で活躍した延長で、中には自分でその仕事を極め、独立しようという人が出てくるかもしれません。そのときに、仕事場の一つとして地元を選ぶことがあってもいい。つまり、地元で起業するのは最後の最後の選択でいいんです。まずは、社会で大きく活躍する人材を育成するための学習です。
 以前、ある学校でアントレプレナーを行っていたことがあります。先日その教え子の一人から連絡があって、4年間勤めた会社を辞め、独立して地元に帰ってくるという連絡を受けました。以前にも大企業に勤めていた人が、高額の収入と地位をなげうって、地元に帰って来た人がいました。そのことがその人にとっていいことなのかどうかわかりません。収入も減るかもしれません。でも、その決断に至るまでには、収入とやりがいを天秤にかけ、その結果として今の結論があるのだろうと思っています。今後の活躍を祈りたいと思います。
 さて、今手にした収益金の2,000円。手にしたときの率直な思いを大切にしてください。今までのお金と同じ色をしていますか?同じ重さですか?自分が関わって手にしたお金とはどのようなものか、ぜひ味わってください。
 次年度は、これまでの実績を元にして会社形式にしてみたいと思っています。4月には、1人1,000円の出資金を集め、それを元にして活動をしてみたいと思います。皆さんの工夫によって、その1,000円を3,000円、4,000円にしてみてください。
 もちろん、何もしなければ1,000円が戻ってこなくなるかもしれないし、逆に損をしてさらにお金を払わなければならなくなってしまう危険もあります。そうした活動を通して、収益を出すということはどういうことなのかを学んで欲しいと思います。
 最後にもう一度いいます。西山中学校がやっていたアントレプレナーシップ育成教育は、他に誇れる活動です。ここで学んだことを生かして、世界を相手に存分に活躍してください。西山に戻ってくることだけが目的の学習ではありません。世界で活躍するための学習です。ただ、西山で学んだこと、ふるさとはいつも心に残すようにして、世界に大きく羽ばたいてください。皆さんは、「誰からも愛され、応援される生徒」であるはずですから…。